彗星から噴出したちりを収めた(NASA)の無人探査機「スターダスト」のカプセルが、米東部時間15日午前5時10分(日本時間同日午後7時10分)、米ユタ州の砂漠にパラシュートで無事着地しました。
彗星の物質を地球に持ち帰ったのは、宇宙探査史上初めて。打ち上げから約7年、約46,3億キロの旅だったそうです。まあ地球と月の5000往復くらいでしょうね、、ふ〜、、
直径約80センチ、重さ46キロの円盤型カプセルは、内部の捕獲器に、髪の毛の太さの約10分の1しかないちりの粒を2000個以上収めているらしく、塵の分析には、長ければ10年かかるそうです。今カリフォルニア大学バークリー校で分析を手伝う学生ボランティア3万人の募集を開始しているので興味のある方は応募しても良いかも、
大気圏突入時の速度も記録が出来ていて、時速約四万六千キロで、1969年にアポロ10号の司令船が樹立した世界記録(時速約四万千キロ)を上回りました。人類が作った物としては最速です。
次の計画は冥王星で(NASA)太陽から(一時期を除けば)最も離れた惑星、冥王星を調査するロボット探査機「ニュー・ホライゾンズ」を1月18日に打ち上げる予定です。探査機は重量454キロで、グランドピアノくらいの大きさ。2015年半ばに冥王星に到達する予定。日本の探査機「はやぶさ」が持ってくる採取が、10年6月ごろの地球帰還なので全て気の遠くなる時間ですよね。
でもこれで地球の起原が解明されそうですよ〜。