ルーリン彗星大接近!
ルーリン彗星が見どきです。2007年7月に、台湾にあるルーリン天文台(鹿林天文台)で発見された彗星です。発見時は太陽からの距離も6.4天文単位で、木星よりも遠い位置にありましたが、今週かなり地球に近づくので是非夜空を見上げてください。
方向的にはしし座のレグルス方向で土星の近くに今週近いています。
彗星は太陽との接近距離が近いほど、ガスや塵が活発に吹き出し、
ハレアカラでも月が現在出ていないので大チャンス!
ルーリン彗星は、公転方向が地球とほぼ逆向きのため、すれ違うように接近します
その後彗星は、太陽からも地球からも遠ざかっていきます。ほぼ放物線軌道を描いているため、再び太陽に戻ってくるのは少なくとも数万年以上先です。
先日NASAのスウィフト衛星に搭載されている、紫外線・可視光望遠鏡(UVOT)とX線望遠鏡がルーリン彗星の撮影に成功した画像です。
ルーリン彗星は、この時地球から約1億6000万km、太陽から1億8500万kmの距離に位置です。UVOTのデータによると、毎秒約3000リットルの水が放出されていることがわかりました。毎秒3000リットルとは、15分足らずでオリンピックの公式プールをいっぱいにしてしまう水量だそうです、是非今週は夜空を見上げてくださいね。
まだ遅くないですよ〜!
- 2009.02.25 Wednesday
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- by Yamapee